東部・花蓮県には虫用の「ホテル」が建てられている。単独性を持つ蜂である単独性ハナバチ専用のもので、農業部(農業省)花蓮区農業改良場(農改場)が害虫対策として設置した。
同部によれば、単独性のハナバチは蜜蜂のように社会生活をすることなく、蜂蜜も生産しないものの、ガの仲間であるヤガ科、メイガ科など農作物や食品に被害を与える害虫の天敵だという。また、一部は受粉を担う重要な存在で、農業において大きな役割を果たす。
これらのハナバチ用ホテルは同農改場の有機農業研究センターに設置されている。計10個設けられており、さまざまな利用客の「チェックイン」が確認されているという。