台北市立動物園は6日、3月初めに同園で生まれたタイワンヤマネコの双子が野生に帰る訓練を受けることになったと明らかにした。無事、野生復帰を実現し子孫を残せばと期待している。
2頭はけがで同園に収容された「春捲」と「阿給」の子。雄と雌1頭ずつで、6日で生後満4カ月を迎えた。雄は「捲心菜」、雌は「捲心酥」と呼ばれている。
同園によれば、2頭は5月から母親「春捲」の後をついて、見よう見真似で屋外の展示場を行き来し、生きる術を学んでいるという。
先月13日、獣医師による検査の結果、体重2000グラムを超えた2頭とも健康状態良好だと確認されたことから、同日、野生復帰に向けた訓練のため、行政院(内閣)農業委員会特有生物研究保育センターに送られた。
同園は2頭が約1歳になり、かつ各項目のテストに合格した場合、ケージから自発的に出ていく「ソフトリリース」の形で野生に戻ると説明した。