「母の日」の14日、台湾原住民(先住民)族行政を所管する原住民族委員会は先住民の言語の保護に貢献した母親を表彰する式典を開いた。4歳のひ孫とアミ族の言語で話している65歳の女性に特別賞が贈られた。
ひ孫が生まれたときからアミ族の言語で話しかけているという女性。ひ孫は毎朝目覚めると「ひいおばあちゃんはどこ」とアミ族の言語で言うようになったと目を細めた。
家族の他のメンバーはアミ族の言語で会話しないため、意味が分からない言葉があるとひ孫に尋ねることが日常になっているという。
ひ孫とアミ族の言語で話せることをうれしく思うと話す一方、「使わないと、先住民言語は消滅してしまう」と憂いた。