台湾鉄路管理局(台鉄)は8日、中華民国暦111年11月11日の日付を印字した永康―保安間(いずれも南部・台南市)の記念切符を数量限定で販売した。1が7つ並ぶ希少性と縁起の良い駅名にあやかり、多くの市民が駅窓口に殺到。11日までに計7万枚が完売した。
中華民国暦は中華民国が成立した1912年を元年とする紀年法。永康と保安の駅名は、組み合わせると「永保安康」(長期にわたって平穏無事)という意味になる。
永康駅では5万枚、保安駅では2万枚が用意され、販売開始前日の7日夜から駅には全国から集まった多くの鉄道ファンらが列を作った。中にはプロポーズに使ったり、医療機関で働く家族に渡すと話す人もいた。