(台中中央社)中部・台中で行われた野球の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドA組で、台湾代表の張育成が12日、最優秀選手(MVP)に選ばれた。4試合で16打数7安打、2本塁打を記録した。
台湾は初戦のパナマに5-12で敗北。続くイタリア戦、オランダ戦では勝利を挙げたが、A組最終戦の12日、キューバを相手に1-7で敗れ、1次ラウンド敗退が決まった。
米大リーグ、ボストン・レッドソックスに所属する張。代表入りが決まる前には兵役を巡る批判も噴出した。だが、打率4割3分8厘の好成績で野球ファンの期待に応えた。
1次ラウンド敗退決定後には目を潤ませながら取材に応じ、ため息をつきながら「残念。だけど皆さんに感謝したい」とほほ笑みを作ってみせた。