(雲林中央社)中部・雲林県で4日、日本に輸出される同県産キャベツを積んだトラックの出発式が行われた。農業部(農業省)農糧署中区分署の徐煇妃分署長は、日本ではキャベツの価格が高騰しており、豊作だった台湾にとっては輸出の好機だとの見方を示した。
徐氏は台湾全土のキャベツの作付面積は約8000ヘクタールあり、今シーズンはキャベツの生育に適した気候だったため、収穫量が例年の約1.2倍に伸びていると言及。農糧署が助言した生産者団体7団体が、4月までに計86コンテナ1548トンのキャベツを輸出する予定だと述べた。日本の他、カナダやシンガポール、ドバイにも輸出するという。
この日の出発式を主催した生産者団体、嘉禾益果菜生產合作社の徐崇評運営長は、同団体として今年は6コンテナを輸出し、将来は最大で20コンテナにまで輸出量を増やしたいと語った。