(台北中央社)台湾にあるコンビニの売り上げ総額が2023年に4126億台湾元(約1兆9300億円)に達し、14年連続で過去最高を更新したことが、経済部(経済省)統計処が15日に発表した資料で分かった。全国に1万3千を超える店舗があり、密度は韓国に次ぐ世界2位だとしている。
同処は、コンビニが台湾の市民生活の一部になっているとし、直近の4年間で出店速度が加速している他、他企業とのコラボレーションなど話題づくりで新しいものが好きな消費者を引き付けていると分析。20~23年における売り上げの平均成長率は5.6%になったとしている。
全国の店舗数は23年12月末の時点で1万3706店。平均では台湾の人口1703人に1店舗ある計算となる。
販売された商品については、飲料やたばこ、酒が全体の約6割を占めた。食品はコラボレーション商品の展開で消費者の購入意欲を高めている他、健康志向の高まりを受けて健康的な食品が好調で、売り上げが伸びており、全体に占める割合は、16年の25.4%から22年の31.9%へと上昇しているとした。
また過去5年間の統計から、旧正月料理商戦が展開される1月と夏休みのレジャーシーズンで高温となる7~8月は売り上げが特に伸びる時期だとしている。