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台湾・嘉義県の農業関係者ら、山口県を訪問 労働者不足問題などへの理解深める

2025/03/22 16:48
山口県の農林総合技術センターを訪問し、労働者不足問題について議論する座談会に出席する翁章梁嘉義県長(右)=同県政府提供
山口県の農林総合技術センターを訪問し、労働者不足問題について議論する座談会に出席する翁章梁嘉義県長(右)=同県政府提供

(嘉義中央社)南部・嘉義県政府が運営する農業学校「国本学堂」で学ぶ農業従事者や翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長らは21日、農業技術や知識の交流のために山口県農林総合技術センターを訪問し、意見交換を行った。労働者不足問題への対応やスマート化による生産性向上などについて理解を深めた。

嘉義県政府によると、今回の訪問では農業の技術や知識を集約する拠点の構築や農産品の高品質化やブランド化への取り組みなど、産学リソースの統合に関する山口県の経験を聞いたという。

翁県長は、嘉義県が独自ブランドの推進に注力しているとした上で、国本学堂で新世代の農業従事者を育成していると強調。山口県の経験を参考に、農業の構造転換と高度化を図りたいと語った。

嘉義県政府は、山口県の農業の多様性と発展のポテンシャルを学び、嘉義の農業に新しい考え方をもたらしたいとコメント。県政府農業処は、今回の視察を今後の協力の基礎として、国本学堂と山口県立農業大学校との間で交流メカニズムを構築し、人材の相互訪問を促進したいと期待を寄せるとともに、技術開発、病害虫対策、農産品加工、販売などの分野でも協力の可能性があるとの認識を示した。

(黄国芳/編集:齊藤啓介)

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