中央通訊社は2019年の台湾10大ニュースを選出しました。今年11月25日までの出来事を対象としています。
フォーカス台湾では、上位5位までをご紹介します。
<1位>
同性婚特別法施行、アジアで初めて同性婚合法化
立法院(国会)で5月17日、同性婚特別法が可決され、台湾はアジアで初めて同性婚を法制化した国となりました。同法は5月24日に施行され、多くの同性カップルが婚姻届を提出しました。台湾では2017年5月、台湾の最高司法機関、司法院大法官会議が「現行の法令が同性婚を保障していないのは違憲」だとする判断を下し、公布後2年以内の法改正を求めていました。
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<2位>
1週間で2カ国と断交 ソロモン諸島とキリバス
中華民国は9月16日にソロモン諸島と断交した後、4日後の20日には太平洋のキリバスとの外交関係断絶を発表しました。1週間足らずで2カ国を失い、外交関係を結ぶ国は15カ国となりました。
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<3位>
南方澳漁港で橋崩落 外国人労働者6人が死亡
北東部・宜蘭の南方澳漁港で10月1日、橋が崩落する事故が発生し、外国籍の労働者6人が死亡、10人以上が負傷しました。
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<4位>
エバー航空CAがストライキ 欠航相次ぐ
エバー(長栄)航空の客室乗務員でつくる労働組合が6月20日にストライキを決行し、延べ2000人以上が参加しました。ストライキは17日間続き、計1439便が欠航、利用者27万8400人以上に影響が出ました。
<5位>
フォルモサット7号打ち上げ成功
台米共同プロジェクトの気象衛星「福衛7号」(フォルモサット7号)が台湾時間6月25日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられました。台湾のテクノロジーが大きく一歩前進しただけでなく、台湾の宇宙航空分野での実力を世界に見せつけました。