(台北中央社)台湾では中秋節(中秋の名月、今年は10月6日)の縁起物として欠かせないブンタン(文旦)が旬を迎えている。農業部(農業省)農糧署は30日、台北市内でPR会見を開き、今年は7月に台湾を襲った台風4号の影響で生産量が3割ほど減少したものの、品質は優れていると紹介した。
会場では各地のブンタンのギフトボックスの他、パンや菓子、調味料などの加工品が展示された。
同署の陳立儀主任秘書は取材に対し、台湾全土のブンタンの栽培面積は3700ヘクタールで、通常であれば年間7万トン近く生産されるもの、今年は台風4号の被害によって約4万6000トンにまで減少したとの見方を示した。この影響で、価格は平均で2~3割程度上がる見込みだとした。
また、ブンタンは生だけではなく加工品もあるとPR。旬の時期だけでなく年間通して楽しめるとして、購入を呼びかけた。
ブンタンの一大産地として知られる南部・台南市麻豆区の農会(農協)の孫慈敏総幹事は、同区では台風により生産が約8割減少したとしつつ、残る2割は購入できると言及。農会として適切な価格で生産者から買い上げているとし、この難局を共に乗り越えたいと語った。