(台北中央社)日本政府が3日に発表した2024年秋の外国人叙勲受章者で、日台間の友好関係増進に顕著な貢献があったとして台湾から3人が選ばれた。台湾の対日窓口機関、亜東関係協会(現台湾日本関係協会)元会長の李嘉進(りかしん)氏に旭日重光章が、企業総裁の林清波(りんせいは)氏に旭日小綬章が、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)元職員の呉素琴(ごそきん)さんに瑞宝単光章がそれぞれ贈られる。
李氏は国民党所属の元立法委員(国会議員)。交流協会によれば、亜東関係協会の会長を務めるなど日台間の経済関係の強化や文化交流の促進、民間友好関係の増進に寄与した。
林氏は台北市の建設業、互助営造とホテル・ロイヤル・グループ(老爺酒店集団)でそれぞれ総裁を務めている。日本企業が台湾で大規模建設プロジェクトを行う際に円滑な進行に貢献した他、台湾における日系のホテルチェーン展開に注力した。
呉さんは交流協会台北事務所に約28年勤務し、査証や領事に関する業務を担当。同事務所の業務遂行を支えるとともに、日台関係の発展に貢献した。
交流協会は報道資料を通じ、受章者の貢献に「衷心の敬意と謝意」を表した。
(編集:田中宏樹)