(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山国家森林遊楽区を管轄する農業部(農業省)林業・自然保育署嘉義分署は先月30日、日本の民間団体「台湾世界遺産登録応援会」から120万円の寄付を受けたと発表した。阿里山での植林活動の支援が目的で、資金は団体がクラウドファンディングで募った。
台湾は国連に非加盟であることを背景に、世界遺産の登録数が0の状態が続いている。文化部(文化省)は、同遊楽区内などを走る阿里山林業鉄路を含む18カ所を「潜在的な世界遺産」として指定。台湾世界遺産登録応援会によれば、同団体はこれらの場所の世界遺産登録実現を目的に活動している。
団体の関係者が同日、嘉義を訪問し同分署の李定忠副分署長に寄付の目録を手渡した。同分署によれば団体は昨年、遊楽区内でタイワンヒノキの植樹を実施。阿里山のヒノキ林再生を目的に、インターネットでクラウドファンディングを始めたという。