(台北中央社)最大野党・国民党が主催する青年プロジェクトの訪問団が10日、自民党青年局を訪れた。中曽根康隆青年局長らと面会し、SNSを活用した若者との交流やエネルギー政策などについて意見を交わした。
訪問団には葛如鈞(かつじょきん)立法委員(国会議員)や党広報担当の楊智伃(ようちよ)氏と鄧凱勛(とうがいくん)氏ら、党の若手関係者に加え、学生20人が参加。9日から訪日し、初日には立憲民主党青年局を訪問した。
国民党によれば、中曽根氏はあいさつで、両党には長い友情の歴史があり、今後も深め続けて次の代につなげたいと話した。
楊氏は、台湾の若者はSNSで政策を議論する頻度がとても高く、国民党も普段からSNSを通じて若者たちとコミュニケーションを取っていると言及。自民党側のSNS運営などについて質問した。
これに対し福田かおる衆院議員は、自民党青年局は日ごろ、対面式の交流イベントを行っているとした上で、若者が関心を持つ議題は何かをSNSを通じて分析することも始めていると答えた。
鄧氏は日本のエネルギー政策について質問。根本拓衆院議員が回答し、自身が福島県出身で原子力発電の安全の重要性を深く理解しているとした上で、同時に発電コストの高騰が物価に与える影響やエネルギー安全保障も考慮すべきだと語った。