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台湾で開催の女子サッカー試合、NZが「安全性」理由に出場取りやめ 国会でも問題視

2025/04/11 11:17
9日の立法院教育・文化委員会に出席した鄭英耀教育部長(手前)
9日の立法院教育・文化委員会に出席した鄭英耀教育部長(手前)

(台北中央社)南部・高雄市の高雄市立楠梓サッカー場で8日に開催予定だった女子サッカーの台湾とニュージーランドの招待試合は、ニュージーランドが会場の安全性に懸念があるとして出場を取りやめたため中止になった。この問題は9日の立法院(国会)教育・文化委員会でも取り上げられ、中華民国サッカー協会は「謙虚に受け止め、改善する」と回答した。

楠梓サッカー場は2022年11月に供用開始された。先月18日から23日にかけて台湾男子の練習が行われており、この期間、雨の影響でピッチはぬかるみ、状態が急速に悪化していた。続けて女子の集中トレーニングも実施され、十分な整備を行う時間がなかったとみられている。台湾女子サッカー選手工会(労働組合)はニュージーランドの出場取りやめ発表後にフェイスブックで声明を出し、設芝がはがれて土がむき出しになっているピッチの写真を投稿。ニュージーランド側の決定に「完全に同意する」との立場を示していた。

この問題を巡り、9日の立法院教育・文化委員会ではサッカー協会の問題を指摘する意見が与野党の立法委員(国会議員)から上がった。鄭英耀教育部長(教育相)は問題の洗い出しをサッカー協会に求める方針を示した。

サッカー業界関係者は、同サッカー場は先月中旬からサッカー協会が使用していたため、ピッチの状態はよく分かっていたはずだと指摘。荒れ果てたピッチの写真を目にし、「私もサッカー人として、(この状態は)恥ずかしいと思う」と語った。

(黄巧雯、林敬殷/編集:名切千絵)

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