(屏東中央社)国軍は26日、米国からの武器売却で新たに導入した対戦車ミサイル「TOW(トウ)2B」の発射機(夜間の画像処理能力に優れた発射システム「M41A7 ITAS」を搭載)を備えた軍用車による夜間実弾射撃訓練を初めて実施した。旧式の対戦車ミサイル「TOW2A」の実弾12発を発射して11発を命中させ、命中率は約92%に達した。
2日間に及ぶ国軍の「天馬演習」は26日午後、南部・屏東県で始まった。ミサイル実射訓練は目標を2キロ先と1.5キロ先に設置し、順次使用が取りやめられるTOW2Aの実弾を使用。日中と夜間にそれぞれ実施し、日中の命中率は約77%(13発発射10発命中)だった。
訓練の結果について中央社の取材に応じた軍関係者は、命中率が重要なのはもちろんだが、訓練の目的は兵士に新型の装備に慣れさせることであり、実戦で戦果を上げるのに有益だと語った。