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来月発足の頼清徳政権、新内閣の一部顔触れ発表/台湾

2024/04/10 09:57
左から龔明鑫氏、卓栄泰氏、鄭麗君氏、陳世凱氏
左から龔明鑫氏、卓栄泰氏、鄭麗君氏、陳世凱氏

(台北中央社)来月20日に総統に就任する与党・民進党の頼清徳(らいせいとく)副総統は10日、台北市内で記者会見を開き、卓栄泰(たくえいたい)前行政院(内閣)秘書長を新内閣の行政院長(首相)に任命すると発表した。卓氏はその直後、新内閣の一部人事を明らかにした。鄭麗君(ていれいくん)元文化部長(文化相)を行政院副院長(副首相)、国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)を行政院秘書長、1月の総統選挙で頼氏選挙本部の広報を担当した陳世凱(ちんせいがい)前台中市議を行政院報道官にそれぞれ起用する。

卓氏は1959年生まれの65歳。中興大学法律学科卒業後、87年から謝長廷(しゃちょうてい)台北市議(当時)の助手を務め、政界入り。89年から台北市議を2期務めた後、98年に立法委員(国会議員)に初当選。2001年にも再選を果たした。民進党の陳水扁(ちんすいへん)政権下で総統府秘書長代理などを経験した。蔡英文(さいえいぶん)政権下では行政院秘書長を約1年4カ月務めた他、19年1月には民進党主席(党首)に選出され、20年5月まで在任した。

鄭氏は1969年生まれの54歳。台湾大学哲学科卒業後、パリ第10大学に留学し、95年に政治・経済・社会哲学修士を取得。台湾シンクタンクなどでの勤務を経験後、12年に比例区で立法委員に初当選した。2期目在任中の2016年5月に立法委員を辞職し、蔡政権下で文化部長に就任。20年5月までの在任中、文化資産保護法の改正を進めた他、台湾のコンテンツ産業の海外展開を支援する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー」(文化内容策進院、文策院)の立ち上げに尽力した。

(葉素萍、賴于榛/編集:名切千絵)

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