文化部(文化省)傘下の現代アートセンター、台湾当代文化実験場(C-LAB、台北市)で、7日から年次展が開かれている。「言語」がテーマで、台湾や日本を含む各国のアーティスト22組の作品を観賞できる。
年次展のタイトルは「サウンズ・オブ・バベル─もし私たちの言語が…」(仮訳)。同センターの報道資料によれば、キュレーターの荘偉慈さんは、展示を通じて言語の背後にあるイデオロギーや、言語がどのように文化の複雑性と多元性を示すかを理解してほしいとしている。
日本のアーティスト、加藤翼さんの映像を用いた作品「言葉が通じない」も展示されている。韓国の一部から自国の領土だとの主張がある対馬を題材に、韓国語を話せない加藤さんが韓国語しか話せない韓国人とカヤックを漕ぎ、無人島にポールを立てるというゴールまでの過程が作品にされているという。
展示は8月10日まで。参観無料。