台湾鉄路(台鉄)は駅構内のスペースの有効活用を図り、同社駅の空きスペースの短期レンタルを実施する。屋台を出す形で、利用者に便利で多様性のある生活サービスを提供できればとしている。
8日の定例記者会見で明らかにした。同社がデザインしたシンプルな屋台を統一して使用する。看板は借り主が創意工夫を凝らせる。
台鉄は9月に台北駅で弁当を販売する屋台を試験的導入し、好評を得たという。対象となるのは、板橋、汐止、瑞芳、鶯歌、苗栗、台中、台南、高雄、屏東、花蓮、台東などの35駅。計49の屋台が使われる。
レンタル対象は政府機関や公営事業、学校、法人、団体、会社の他に一般市民も含まれる。同社に企画書を提出し、審査が通れば出店できる。料金については、半日は250~2500台湾元(約1950~1万2000円)、全日は500~5000元(約2300~2万3700円)となっている。