大陸からの強い寒気団の影響で、中部・台中市の観光名所、武陵農場に13日早朝、きらきら輝くつららが姿を現した。また園内の灌漑システムの水を浴びてサクラソウが氷に包まれる幻想的な一幕も見られた。
氷結の背景について、同農場の常方麒副農場長はメディアの取材に対し、大陸からの寒気団が南下すると中央気象署(気象庁)から予報が出た場合、灌漑システムの配管が凍らないよう、職員は前日夜に灌漑システムを稼働させると説明。加えて放射冷却の影響で氷結の現象が見られたとしている。
同農場ではこの日早朝、気温が氷点下0.6度に下がった。放射冷却による冷え込みもあり、同日午前7時ごろに、園内のあちこちにつららのカーテンなど大自然が生み出すアートができた。
水の滴が凍ることによってできた自然の景観に対し行楽客たちは「美しすぎる!」と口をそろえた。