シンガポール最大級の旅行博「ナタス ホリディズ(NATAS Holidays)2023」が11日から3日間の日程で行われている。台湾はこれに参加。タピオカミルクティーの魅力を前面に出した台湾パビリオンの他、阿里山鉄道のヒノキ造り車両「福森号」を模したバスが現地を走り、台湾の観光PRに一役買った。
台湾パビリオには多くの自治体や宿泊業、レジャーファーム、観光工場などの観光業者、チャイナエアライン(中華航空)、エバー(長栄)航空などの航空会社、計100近くの団体がブースを構えており、ホットな台湾旅行の情報を提供している。
ツアーで台湾を2回訪れたことがあるという女性は中央社の取材に対し、台湾旅行が好きな原因として「自然が豊かで、人が温かく言葉や食べ物がシンガポールとよく似ている」ことを挙げた。年末には家族旅行で台湾を訪れる予定だとも話した。
交通部(交通省)観光局によれば、今年1~6月の訪台シンガポール人観光客は延べ19万8749人だった。これは新型コロナウイルス前の2019年同期の95%に相当する。同年、訪台したシンガポール人観光客は約46万人だった。