人口9600人の東部・花蓮県富里郷は昨年、人口減少に歯止めをかけるため、台湾で最も高額となる出産・子育て応援金の支給を始めた。郷公所(役場)では水田の美しい風景と、風光明媚で人情味あふれる人々がいるとして、若者の移住も呼び掛けている。
花蓮県政府の補助金と合わせた応援金の支給額は総額12万台湾元(約54万円)。
江東成代理郷長は16日、昨年7~12月には23人が応援金を申請したと説明。今年1~5月初旬に生まれた新生児は35人で、今年郷内で生まれる新生児は80~85人程度になるだろうとの見込みを示した。