(サンフランシスコ中央社)米大リーグ・ジャイアンツの鄧愷威投手は現地時間8日、本拠地サンフランシスコで行われたナショナルズ戦に途中登板し、3回1/3を投げ2失点2奪三振を記録した。ジャイアンツは1-8で敗北を喫したものの、メルビン監督は少なくないイニングをやり過ごしたとして「チームを救った」と鄧の投球を評価した。
鄧は1-6と5点を追う六回表に登板し三者凡退に抑える好投。七回も打者を一人も出塁させず、さらに八回も無失点で乗り切った。だが九回は制球が乱れ、2点を与えた。
3月末にメジャーに昇格し、2度目の登板となった鄧。試合後、中央社の取材に応じ、初登板の時と比べてメンタルが安定し、大リーグでの投球に慣れてきたと話した。
この日の試合は鄧の家族も現地で観戦した。試合翌日に台湾に戻るスケジュールだったといい、鄧はサンフランシスコ滞在最後の日に活躍する姿を見てもらえてうれしいと喜んだ。