(台北中央社)台北市政府工務局新建工程処は10日、日本から専門家を招き、市内で「半たわみ性舗装」の施工に関する技術指導を受けたと発表した。同舗装は従来のアスファルト舗装と比べ、耐久性に優れるなどのメリットがあり、今後は経過を観察し、良好であれば順次普及させていく方針だ。
招かれたのは鹿島道路(東京)の専門家。6日に市内の幹線道路のバスレーンで開かれた「半たわみ性舗装施工見学会」で、実際の施工を通じ技術交流した。
同処の羅馨宜科長は半たわみ性舗装について、隙間の多い特殊母体アスファルト混合物にセメントミルクを注入する舗装だと紹介。アスファルト舗装の弾力性やコンクリート舗装の強度を兼ね備えており、ひび割れやわだち、穴の発生を抑え、寿命が長くメンテナンス回数を減らせるとし、安全性の向上や車両の円滑な通行につながると語った。
日本の専門家からは、セメントミルク注入後は十分な養生期間が必要であることや雨天時や路面が過度に湿っている場合は施工を避けることなど、留意点についても説明を受けたと述べた。