(大阪中央社)大阪・関西万博に台湾が民間企業として出展する「テックワールドパビリオン」には、万博開幕初日の13日、約3千人が訪れた。館内ではルーロー飯やタピオカミルクティー、マンゴーかき氷といった台湾グルメも販売されており、各国からの来場者が味わった。
中央社記者が14日に現地を訪れると、パビリオンの外には入館を待つ人々が列を成しており、予約をしていない場合は30分待ちの状況となっていた。日本人の見学客の他、台湾やその他の国々から訪れた旅行客の姿もあった。
パビリオンの外観は高くそびえ立つ山々のようで、台湾の多様で豊富な文化や自然、生態系を象徴している他、台湾と世界各地の協力関係も表現。館内は「ライフ」「ネーチャー」「フューチャー」の三つのテーマで構成されており、没入して体験できる仕組みになっているという。
パビリオンを出展する玉山デジタルテックの黄志芳会長は中央社の取材に応じ、22日に開催する「開館式」では台湾のダンスカンパニー、クラウドゲート(雲門舞集)によるパフォーマンスがあると紹介。また6月10日には一日館長としてタレントのビビアン・スーを招く予定だと明かした。