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中国との砲撃戦から67年 陸軍司令「敵に対抗する精神受け継ぐ」/台湾

2025/08/23 18:44
「8・23砲戦」67年を記念した式典で戦死者らに線香を手向ける陸軍司令の呂坤修上将=8月23日、金門県
「8・23砲戦」67年を記念した式典で戦死者らに線香を手向ける陸軍司令の呂坤修上将=8月23日、金門県

(金門中央社)中国からの砲撃を機に始まった「8・23砲戦」(金門砲戦)の開戦から67年を迎えた23日、中国・福建省に近い離島の金門で記念式典が行われた。陸軍司令の呂坤修上将(大将)は、砲戦に参加した元兵士や遺族らとの昼食会で、陸軍は敵に抵抗して戦う精神を受け継ぐとし、引き続き敵情の脅威を見据えて最新の武器や装備を導入し、国軍の戦力を高め、強固な防衛力を築くと語った。

式典には陳福海(ちんふくかい)金門県長や地元選出の最大野党・国民党の陳玉珍立法委員(国会議員)らが出席した。

呂司令は、中国による砲撃で面積わずか150平方キロメートルの金門は47万発余りの砲弾を浴びたと説明。先人たちは砲火を恐れず、血と汗で中華民国や平和、自由を守ったとたたえた。

また8・23砲戦で軍民が団結して示した敵にあらがう決意は、中華民国の生存と発展の基礎を築いただけでなく、台湾海峡の平和と安定を維持する重要な鍵となったと述べた。

その上で、金門は今も国境の最前線に立ち、民主主義と自由を守る「とりで」だと強調。戦場の歴史の跡が多く残っており、国軍将兵の揺るぎない愛国の信念の生きた教材だと語った。

(呉玟嶸/編集:齊藤啓介)

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