(リマ、台北中央社)ペルーの首都リマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に総統特使として出席した林信義(りんしんぎ)総統府資政(顧問)は現地時間16日午後、日本の石破茂首相と会談した。双方は共に協力して台日関係を強化し続けることで合意した。
林氏は台日が半導体分野で密接に協力することや、将来第三国において共同で開発や投資を行うことに期待していると話した。台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)への加入を強く望んでいると伝えた。
石破氏は日本が台湾海峡の平和と安定を重視していると改めて言及。世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)などの国際機関に台湾が参加することを支持するとの考えを示した。
石破氏は、APEC期間中に行われた日米韓首脳会合及び日中首脳会談でも台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。外交部(外務省)は16日、報道資料を通じてこれに対し歓迎と評価を表明した。
この他、林氏はバイデン米大統領とも会談した。林氏によれば、台湾訪問を期待していると伝えるとバイデン氏は「アイ ウィル」(行きます)と答えた。林氏は中国の習近平国家主席ともあいさつを交わしたという。