新型コロナウイルス感染の落ち着きに伴い、台湾は10月中旬から入国後の隔離措置の撤廃や団体旅行客の受け入れ再開など、大幅に水際対策を緩和した。超高層ビル「台北101」は年末年始のイベントを実施し、1人でも多くの観光客を誘致しようとしている。
同ビルの運営会社は1日、年末年始に開催するイベントのPR記者会見を開き、今年はクリスマスから来年の元宵節(2月5日)にかけて関連イベントを実施すると発表。来場者がきれいな写真が撮れるよう、ビルの複数箇所には撮影スポットが設置されているとして来訪を呼びかけている。
この日は、同ビルの展望台を訪れた1日当たりの外国人観光客数(延べ人数)が10月の200人から11月には400人に増えことも発表された。コロナの水際対策が緩和されたことが寄与した。
同社の朱麗文総経理(社長)によれば、展望台を訪問した外国人観光客のうち。欧米からの人が約40%と最多を占めた。次いで東南アジア、韓国、日本の順となっており、それぞれ20%を占めている。