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台湾先住民族に伝わる「複音式唱法」の技術伝承 豊福明さん死去 文化部が表彰へ

2024/09/27 14:57
豊福明さん(右)と妻の呉葉枝さん(杵音文化芸術団提供)
豊福明さん(右)と妻の呉葉枝さん(杵音文化芸術団提供)

(台北中央社)東部・台東県台東市にある馬蘭集落の台湾原住民(先住民)族アミ族に伝わる独特の伝統的歌唱法「複音式唱法」の技術を持ち、伝承に取り組んでいた豊福明さんが25日に亡くなったことが分かった。享年80。文化部(文化省)が26日、明らかにした。李遠(りえん)文化部長(文化相)は哀悼の意を示し、伝統芸能保存の基礎を築いたとして表彰する方針を示した。

豊さんは1944年生まれ。同部によると、その表現方法は豊かで繊細だったという。同集落の伝統芸能を継承するパフォーマンス集団「杵音文化芸術団」では指導を行う中心的人物として活躍。数少ないリードボーカルが務まる技術を持ち、数十曲の伝統歌にも精通していた。

また普段から集落で指導や公演を行い、青年らに伝統歌を伝承していたとしている。

(邱祖胤/編集:齊藤啓介)

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