中部・苗栗県にある頭份小学校付属幼稚園の駐車場で23日夕方、実習生がオートバイで帰宅しようとしたところ、上方から包丁が落下してきた。実習生にはぶつからず、けがはなかった。これまでの調べで、包丁は隣接するマンションの住民が誤って落としたものとみられている。
警察によれば、周辺に設置された防犯カメラの映像で、81歳の女性が包丁を拾いに幼稚園の敷地内に入っていく様子が確認できた。女性に事情を聞くと、ベランダで鍋を洗っていたところ、誤って横に置いてあった包丁にぶつかって落としてしまったとし、故意ではないと話したという。
警察は引き続き事情聴取などを行い、検察に報告して判断を仰ぐとしている。
県教育処の葉芯慧処長は24日、安全性の観点から、学校への監視カメラや安全ネット設置を直ちに支援すると言及。コーン標識の設置などで、園児や児童、教職員、保護者がマンションに隣接する壁周辺に近づかないようにすることを指示したと話した。