(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の田中駅(彰化県)で12日、同駅と長野県を走るしなの鉄道の田中駅の姉妹駅協定締結5周年を記念する式典が行われた。式典に合わせてすでに引退したEMU100型電車が特別に同駅で展示され、来台して出席したしなの鉄道の土屋智則社長が運転席に座ったり、記念乗車券を手に入れた鉄道ファンらが車内を見学したりした。
田中駅の姉妹駅の他、台鉄としなの鉄道は事業者同士でも友好協定を結んでいる。しなの鉄道では交流事業の一環として台鉄のEMU100型電車と同様の塗装をあしらった電車が運行されているが、間もなく引退が予定されている。
記念乗車券はしなの鉄道の協力の下で開発された駅弁とのセットで、300セット限定で販売された。駅弁は信州みそで味付けした排骨(パイコー)を主菜に仕上げられた。台鉄によれば、このセットを購入するために前日から並ぶ人も見られたという。