(東京中央社)台北市政府青年局は4日、早稲田大学と「国際学生インターンシップ計画」に関する覚書を締結した。東京の早稲田大を訪問した市青年局の殷瑋(いんい)局長は、今後は毎年、同大の学生が同局を訪れてインターンシップを行うことになると期待を寄せた。
殷氏はあいさつでインターンシップについて、台北や台湾の公的機関に興味がある学生が政策に関する提案をしたり、同局の日々の業務に理解を深めたりする機会になるとし、蔣万安(しょうばんあん)市長に直接、政策のアドバイスを行うチャンスもあると述べた。
殷氏と共に覚書に署名した同大留学センターのリー・マージ所長は、学生が現地での調査を通じて台湾の学生と協力し、台北市の都市発展に革新的な視点や解決策を提供することを望んでいるとした上で、これは大学が掲げるグローバル人材育成の理念にも合致すると語った。
同局の報道資料によれば、同大が中国語圏の行政機関とインターンシップの協力覚書を結ぶのは初めて。今後、米国のハーバード大やプリンストン大といったトップ大からも学生を受け入れる予定だという。