(台北中央社)国営台湾鉄路(台鉄)の一部駅で1日に導入された駅長の新制服を巡り、「北朝鮮の軍服みたい」、「美的センスに欠ける」などといった批判の声がインターネット上で相次いで上がっている。これに対し台鉄は3日、日本の鉄道会社の制服を参考にしたと説明するなどして違いを強調した。
新制服が導入されたのは、台鉄の駅等級で最上位の「特等駅」と呼ばれる台北、台中、高雄、花蓮の各駅。ジャケットはグレーを基調にし、金色の前ボタンを2列に配した他、袖口や襟元には黄色のラインを入れた。制帽には金色の稲穂の刺しゅうを施し、駅長の威厳を表現した。
台鉄はこれまで使用していなかったグレー系を用いたとし、北朝鮮の人民服スタイルの軍服や大きな軍帽とは異なるとした。また新制服は新年などの祝日や祝賀イベントなどの場合に着用し、それ以外は紺色の制服を着用するとしている。