アプリで読む
ダウンロード

マーシャル新大統領「台湾との友好関係を支持」 就任式典に総統特使が出席

2024/01/23 17:37
22日にマーシャル諸島の大統領に就任したヒルダ・ハイネ氏(左から2人目)=外交部提供
22日にマーシャル諸島の大統領に就任したヒルダ・ハイネ氏(左から2人目)=外交部提供

(台北中央社)外交部(外務省)の田中光(でんちゅうこう)政務次長が22日、中華民国(台湾)と外交関係を持つマーシャル諸島で開かれたヒルダ・ハイネ大統領の就任式典に、蔡英文(さいえいぶん)総統の特使として出席した。外交部が23日、報道資料を通じて明らかにした。ハイネ氏は、台湾とマーシャル諸島の友情を大切にしているとした上で、引き続き台湾との友好関係を固く支持すると語ったとしている。

ハイネ氏は2日に行われた国会議員による互選で選出された。式典では各国元首からの祝辞が読み上げられ、最初に蔡氏の言葉が紹介されると、会場から大きな拍手が上がった。田氏は式典後、ハイネ氏と面会し、国書やハイネ氏の就任を祝う蔡氏の親書を手渡した。

田氏は台湾とマーシャル諸島はいずれも選挙が円滑に実施され、民主主義や自由の価値を共有している友好国同士だと言及。マーシャル諸島が長年にわたり台湾の国際社会への参加を支持していることに感謝を示し、今後も協力分野の開拓と深化を図っていくとした。

ハイネ氏は、台湾による農業や医療、インフラ、女性のエンパワーメント(地位向上)などに関する協力プロジェクトへの支援や、新型コロナウイルス流行時に台湾が肩を並べて防疫に取り組み「Taiwan can help」(台湾は手助けできる)の精神を発揮したことにも謝意を示した。

外交部によれば、田氏はマーシャル諸島の外交・貿易相と会談した他、天然資源・商務相らとの夕食会で地域情勢などについて意見を交換。マーシャル諸島側は全体主義の拡張を防ぎ、インド太平洋地域の民主主義と平和を共に守る意欲を繰り返し強調したという。

(游凱翔/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.25