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総統選/民進党・頼氏「国際社会と共に平和のため貢献」 総統選を前に国際記者会見/台湾

2024/01/09 13:42
記者会見に臨む民進党の総統候補、頼清徳副総統(facebook.com/chingteから)
記者会見に臨む民進党の総統候補、頼清徳副総統(facebook.com/chingteから)

(台北中央社)13日投開票の総統選と立法委員(国会議員)選まであと4日となる中、与党・民進党は海外メディアを集めた国際記者会見を開いた。同党の総統候補、頼清徳(らいせいとく)副総統は、蔡英文(さいえいぶん)総統の両岸(台湾と中国)政策を引き継ぎ、国際社会と共に平和と安定のために貢献していく姿勢を示した。

記者会見には日本や米国、スウェーデン、デンマークなど28カ国、128社のメディアから217人が参加した。頼氏と副総統候補の蕭美琴(しょうびきん)前駐米代表(大使に相当)が座る壇上の机の上には2本の中華民国国旗が置かれた。

頼氏はあいさつで、今年は世界65カ国以上で大型選挙が行われ、世界中で最も多くの選挙が実施される一年になると言及。台湾の総統・立法委員選は今年世界で初めて行われる選挙であり、今年最も注目される選挙だと述べた。その上で、今回の選挙は台湾の将来の指導者と国の方向性を決めるだけでなく、全世界に民主主義への約束を示すものになるとアピールした。

また、蔡政権下の8年で、国際社会からは蔡総統が打ち出す安定的で現実的かつ一致した両岸政策に絶えず支持が表明されてきたと紹介。この政策を引き継ぎ、台湾と国際社会の最良の利益に合致させるとともに、両岸の現状を維持していくと語った。さらに「中華民国台湾」を枠組みとして社会を団結させるとし、台湾は永遠に対等、尊厳の基礎の上で扉を開いて北京と交流、協力を進め、両岸の人々の福祉を増進させていくとの決意を示した。

「われわれ(台湾と国際社会)の共通の価値観はわれわれをさらに団結させる」とし、インド太平洋地域の民主主義と平和、繁栄の未来を共に確保していくと訴えた。

蕭氏は両岸関係について、現状維持の目標の下でバランスが取れる位置を見つけることを努力の方向性にしていくとし、蔡総統の路線を引き継ぎ、対外関係を引き続き発展させていく考えを示した。また、過去の経験と米ワシントンで築いた深いパートナー関係を生かし、頼氏が台湾の実力を増大させ、より多くの国際社会の友人と結び付くことを支援していくと語った。

(呉昇鴻、黄雅詩/編集:名切千絵)

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