中部・南投県の景勝地、日月潭でこのほど、重さ32斤(約20キロ)の大きな魚、レッドスネークヘッドが捕獲された。他の魚を食い殺す凶暴な魚であるため、捕獲者は生態系の破壊を食い止めることができればと期待を寄せた。
レッドスネークヘッドは別名ジャイアントスネークヘッドともいう。成長速度は速く5センチ程の稚魚でも1年で40センチ以上に成長し、最大で1.3メートルに達する。成長に伴い、体色が赤い色から深みのある青黒い色に変化する他、非常に凶悪になるという。
レッドスネークヘッドを釣ったのは黄小四さんとその仲間たち。黄さんはよく釣りの成果をネット上に投稿するため、ネットユーザーから「釣りの達人」と呼ばれている。
17日、中央社の取材に応じた黄さんは、繁殖力の強いレッドスネークヘッドの数を減らそうと、釣る際は体色が比較的黒く、卵を抱えたものを狙っていると指摘。在来魚の個体数の減少を防げればとしている。
黄さんによれば、30斤超のレッドスネークヘッドを釣るのは初めて。