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台湾東部地震/13人行方不明 634人がいまだ身動き取れず 台湾東部地震

2024/04/05 18:58
タロコ(太魯閣)国家公園内のハイキングコースで捜索活動を続ける特種救助隊のメンバー(関係者提供)
タロコ(太魯閣)国家公園内のハイキングコースで捜索活動を続ける特種救助隊のメンバー(関係者提供)

(台北、花蓮中央社)台湾東部海域で3日発生したマグニチュード(M)7.2(中央気象署発表)の地震で、内政部消防署(消防庁)によれば、5日午後3時(台湾時間)現在、13人が行方不明、634人が身動きが取れないままになっている。被災地では捜索救助活動や道路の復旧作業が進められている。

死者は10人、負傷者は1123人。

行方不明者には3人の外国人が含まれる。内訳はカナダ籍1人、オーストラリア旅券を保持するシンガポール人2人。3人のいる場所は分かっていない。残る10人はいずれも台湾人で、花蓮県内の山地で消息を絶った。

消防署特種救助隊は5日、約600人が身動きが取れなくなっている東部・花蓮県の景勝地、タロコ(太魯閣)国家公園内の天祥地区にヘリコプターで食料や水などの救援物資を運んだ。同時にヘリコプターによる救出も続けられている。

天祥などに通じる省道台8線では復旧工事が進められている。行方不明者が出ている同公園内のハイキングコースでは救出活動が行われているが、余震や落石の影響で数度にわたり作業が中断した。

林右昌(りんゆうしょう)内政部長(内相)は同日、天祥付近で身動きが取れなくなっている人は7日午後には別の場所に移動できるようになるとの見通しを示した。

(劉建邦、張祈、李卉婷/編集:名切千絵)

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