20日午後4時過ぎ、東部・台東県の離島、蘭嶼沖の海上で水上竜巻が2本同時に発生しているのが目撃された。台東気象台は、強い対流によって出現したとの見方を示している。
目撃した蘭嶼の住民によると、沖合に積乱雲ができ、カメラをズームしたところ、海面の間に2本の水上竜巻ができているのを発見。下部では水しぶきが舞っていたという。
台東気象台の冉立群主任は、蘭嶼上空には積乱雲ができ、大気の状態が不安定になっていたと説明。水上竜巻は積乱雲の下に出現し、不安定な大気の動きが発生の条件になると語った。
2004年2月19日には台東県東河郷と緑島の間の海域で6本の水上竜巻が相次いで発生した記録が残っている。