灯台の文化観光推進と鵝鑾鼻(ガランピ)灯台の国定古跡昇格を祝おうと、交通部(交通省)航港局は局内の常設展示を更新し、「東アジアの光-鵝鑾鼻灯台」をテーマとした展示会を開催している。入場無料で同灯台の昔の風采を振り返ってほしいと来場を呼びかけている。
南部・屏東県の公園内に位置する台湾本島最南端の灯台で旧名「南岬灯台」。1883年に点灯開始した。1962年の改築時に高さや光度が強化され、現在は台湾全土で最も光が強くかつ最も遠くまで届く灯台と言われている。今年3月には同県の県定古跡から国定古跡に昇格した。
同局が25日に発表した報道資料によれば、常設展では、鵝鑾鼻灯台にまつわる物語や文物、写真などに加え、各地に点在するその他の灯台や関連の刊行物なども紹介される。
同局は、戦後に発行された額面価格5元の紙幣や宝くじの「愛国奨券」、切手などにも登場した鵝鑾鼻灯台は重要な文化的価値と歴史的地位を有していると強調。展示会ではこれらの文物も見られるとアピールした。
会場は台北市大安区にある同局庁舎。