中部・雲林県斗南鎮農会(農協)は9、10両日、県産有機農作物の販促イベントを開催する。温室効果ガスを実質ゼロにする「ネットゼロ」との政府の方針に呼応し、市民から募集した紙袋をショップ袋として再利用するとしている。
有機栽培やエコ農産物の推進などを目的とする同イベントは今年で3回目。マーケットや音楽ステージ、食農教育コーナーなどが設けられ、食農関連の手作り体験も実施される。
ネットゼロの実現を目指し、会場ではビニール袋やプラスチック製使い捨て容器などは提供しないため、農会側は先月中旬から家に眠っている再利用可能な紙袋やエコバッグを10個持参すれば、小さな袋に入った香り米を1袋と交換できるキャンペーンを実施。すでに1800人が参加したという。
同農会の張耀裕秘書長は、昨年会場では約1000個の紙袋が使用されたことから、1000個のビニール袋の使用量減少に等しかったと話した。