アプリで読む
ダウンロード

蔡総統「自主国防」の成果強調 対応力の向上にも期待/台湾

2023/12/12 15:12
国防部が主催した将校の昇進を激励する式典に出席した蔡英文総統=12日、台北で徐肇昌撮影
国防部が主催した将校の昇進を激励する式典に出席した蔡英文総統=12日、台北で徐肇昌撮影

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は12日、国防部(国防省)が主催した新たに昇進した将校を激励する式典に出席した。政府は国防改革を推進しており、国軍の全体の戦力を底上げする他「自主国防」を着実に進めているとし、軍艦や軍用機の国産化はすでに成果が表れていると成果を強調した。人材の育成を通じた各部隊の対応力の向上にも期待を寄せた。

蔡氏は、9月に台湾初の国産潜水艦「海鯤」の進水式、11月にコルベット防空型試作艦の起工式がそれぞれ行われたことや国産の高等練習機「勇鷹」22機の引き渡しを終えていることなどに言及。演習などで実際に効果を証明していると語った。

また昇進は栄誉であり、さらに大きな責任を負うことだと指摘。今後は国防の現代化や全民国防推進で重要な役割を果たすことになるとし、プロとしての能力の発揮を期待すると語った。

台湾海峡の離島、澎湖にある陸軍澎湖防衛指揮部の郭俊徳指揮官は報道陣の取材に対し、同部は台湾南西海域の重要な防壁だとし、引き続き訓練に励み、「戦える部隊」をつくると意気込んだ。

(呉昇鴻/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.14