中部・台中市の派出所に1匹のトイプードルが迷い込み、警察官に保護された。翌日には飼い主が引き取りに訪れた。同市政府警察局烏日分局が18日、出来事を紹介した。
同分局によれば、トイプードルが迷い込んできたのは7日午後1時ごろ。雨が降る中、派出所前の広場に犬がいるのを見つけた警察官が抱きかかえて所内に連れて入り、濡れた体を拭きとった。
警察官はその後、迷い犬の情報をフェイスブックのページに投稿した上で、マイクロチップの読み取りのために動物病院に連れて行った。だがチップは埋め込まれておらず、飼い主探しが行き詰ってしまったため、この日は所内で一時保護して缶詰のドッグフードを与えた。
だが翌日、派出所にやって来た市民が犬を見ると、犬の名前は「ニコ」で、飼い主を知っていると話し、その場で連絡をとった。
飼い主は70代の男性で、連絡を受けてすぐに派出所にやって来た。ニコと対面すると感激した様子を見せ、警察官に繰り返し感謝を伝えていたという。