蒋万安(しょうばんあん)台北市長は18日、台北メトロ(MRT)信義線で進められている象山―広慈/奉天宮間約1.4キロの延伸工事を視察し、進捗率は87%に達していると明らかにした。引き続き今年末の完成と来年第1四半期(1~3月)の開業の目標に向けてまい進すると語った。
台北市でメトロ建設を担う台北市政府捷運工程局は、トンネルや軌道敷設、駅の工事はすでに完成し、現在は駅の内装工事やパブリックアートの設置、各種試験を進めていると説明した。また今後は現在運行されている淡水信義線のシステムとの統合などを進めるとした。
工事に関する説明を受けた蒋市長は、地下10階程度の深さまで掘り下げたことや大規模な駅の設置、複雑な地質的条件を克服しなければならかったことなど工事の難しさに言及。チームが一丸となって努力し、不可能な任務を完成させたと評した。