現役引退に際し、古巣の中日ドラゴンズが16日に名古屋で開催したセレモニアルピッチに参加した元投手の陳偉殷(チェン・ウェイン)さんが18日、桃園国際空港に到着し、100人以上の子どもたちから出迎えを受けた。
台湾の航空会社、チャイナエアライン(中華航空)によるチャリティー野球教室でチェンさんの指導を受けた小学生が集まった。
報道陣の取材を受けたチェンさんは、自身のプロ野球生活の原点である中日がイベントを開いてくれ、うれしかったとコメント。中日のスタッフや選手、監督、コーチらに感謝しているとし、中日がなければ今の自分もなかっただろうと話した。
21日に予定されている引退記者会見では「引退後の計画について話すかもしれない」という。
▽陳偉殷(チェン・ウェイン)
南部・高雄市出身。国立体育大学在学中の2004年に中日に加入した。09年に最優秀防御率を獲得。10、11年のリーグ連覇にも貢献した。12年からは米大リーグに挑戦。20年にロッテで日本球界に復帰し、21年は阪神に移ったものの、22年のシーズン中に戦力外となった。その後、左肩の治療とリハビリを経て24年は米独立リーグでプレー。25年2月に現役引退を発表した。