(台北中央社)20日午前6時56分ごろ、中国・福建省に近い離島の金門沖でマグニチュード(M)5.0の地震があった。最大震度は金門県や澎湖県、彰化県、雲林県、嘉義県、嘉義市で観測した震度2。中央気象署(気象庁)は、今回の震源周辺地域で起きた地震としては1993年以降で最大規模だとしながらも、余震は起きないだろうとの見方を示した。
震源は金門県政府の東93.9キロの地点で、深さは17.2キロだった。
気象署地震観測センターの呉健富主任は中央社の取材に対し、今回の地震はユーラシアプレートの内部で起きたと説明。プレート同士の動きによってエネルギーが蓄積し、長い時間をかけて破壊が起き、地震が発生する仕組みだと語った。
また今回の震源周辺地域で起きた地震の回数は多くないとし、そのほとんどが極めて浅いところで起きたと述べた。これまでに金門周辺で起きた地震の規模はM3.5~4.7程度だったという。
呉主任は、余震は起きないとの見方を示し、起きたとしても規模は大きくなく、体には感じないだろうと話した。