(台北中央社)南部・高雄市の高雄港の運営会社、台湾港務高雄港務支社は26日、同港への国際クルーズ船の寄港数は今年延べ133隻となり、過去最多になると発表した。
寄港数のうち、延べ104隻は高雄を母港とする。来年には159隻が寄港する予定で、再び過去最多を更新する見込み。
同支社は、世界的な物価上昇と利上げの影響を受けて需要が鈍化したと指摘。今年の営業収入は85億7400万台湾元(約400億円)になり、前年比0.67%減になるとした。また今年の積み降ろし量は20フィートコンテナ880万~900万個分に相当し、前年の949万2千個分と比べ7.29~5.18%減になるとした。
来年7月には同港の新たなコンテナセンターが供用を開始する予定で、20フィートコンテナ2万4千個分を積載できるコンテナ船4隻が一度に停泊できるようになると説明。台湾初の全自動化とスマート化が図られたコンテナ埠頭(ふとう)だとアピールした。