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「国際VoLTE」着信時に詐欺注意促す自動音声 台湾の通信会社、相次いで導入

2024/04/10 14:19
イメージ(Unsplashから)
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(台北中央社)台湾の通信大手3社はLTE回線を用いた音声通話「VoLTE」による海外からの音声通話の着信時に、詐欺への注意を促す自動音声を流すサービスを相次いで導入している。詐欺事件の撲滅を目指す政府の政策に合わせたもので、利用者の警戒度を高め、詐欺被害に遭うリスクの低減を図る。

自動音声は、通信事業を監督する国家通信伝播委員会(NCC)が呼びかけ、各社が昨年7月から国際電話を対象に順次導入。通話開始前に「この通話は国際電話です。詐欺に気を付けてください」との音声が流れる。VoLTEによる国際音声通話についてはシェア3位のファー・イーストーン・テレコミュニケーションズ(遠伝電信)が昨年10月、上位2社に先駆けていち早く対応した。

ファー・イーストーンによると、国外のVoLTEユーザーによる台湾での発信や、台湾のVoLTEユーザーによる国外からの発信を着信した場合も、同社のシステムが国際電話であると判別して自動音声を流している。同社が自動音声を流している国際着信の8割以上はVoLTEによるものだという。

シェア1位の中華電信は8日、先月末までに国際VoLTEの着信時にも自動音声での注意喚起を始めたと発表。シェア2位の台湾モバイル(台湾大哥大)も同日までに、「+886 9」で始まる電話番号からの着信時に流す自動音声について、国際VoLTEにも対応したと知らせた。

(江明晏/編集:田中宏樹)

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