(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は16日、中国で事業を営む台湾の事業家を集めて台北市内で開かれたイベントに出席し、対等、尊厳の前提の下、「われわれは歩みを止めたことはない」と述べ、両岸(台湾と中国)間の対話の可能性を探り続ける姿勢を示した。
台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会が主催した。
蔡総統は、台湾の事業家はかねてから台湾の経済発展の重要な立て役者だとし、蔡総統が就任した2016年以来の8年間に政府と協力し、両岸の経済関係をより健康的で秩序立ったものにしただけでなく、台湾経済の競争力を大幅に向上させたとして感謝した。
また、地域と台湾海峡の平和と安定の現状の維持は目下の国際社会の共通認識であるだけでなく、両岸の共通の責任であり、さらには国民全体の期待だと言及。台湾の事業家は台湾が世界に向かって歩みを進め、両岸の平和を維持する上での重要なパートナーであり、台湾経済の発展において欠かせない力だと述べた。