(台北中央社)游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)は先月30日、台北市内の立法院(国会)庁舎で日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)と面会した。台湾の民主化の道のりや日本との議会交流、インド太平洋地域の情勢などについて意見交換した他、片山氏が密接な台日関係を引き続き推進していくよう期待を寄せた。
游氏は議会交流の促進は自身の責任だと指摘。日本が長期にわたって台湾を支持していることを取り上げ、とりわけ安倍晋三元首相の「台湾有事は日本有事」とする発言やインド太平洋地域の平和と安定に向けた取り組みは台湾海峡の安定に寄与するものだとして感謝を表明した。
片山氏は日台は民主主義の価値観を共有していると強調。日本が台湾を支持している具体例として、先月、東京で開かれた主要7カ国(G7)外相会合で、国際社会の安全と繁栄には台湾海峡の平和と安定が欠かせないとその重要性を再確認したことを挙げた。