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金門で撮影の作品、米アカデミー賞受賞ならず 監督がレッドカーペット歩く/台湾

2024/03/11 19:14
配偶者とともにレッドカーペットを歩くS・レオ・チャン(江松長)監督(左)=CNEX提供
配偶者とともにレッドカーペットを歩くS・レオ・チャン(江松長)監督(左)=CNEX提供

(ロサンゼルス中央社)第96回米アカデミー賞の授賞式が現地時間10日、米ロサンゼルスで開かれ、短編ドキュメンタリー賞にノミネートされていたS・レオ・チャン(江松長)監督の「Island In Between」(金門)は受賞を逃した。授賞式前のレッドカーペットでチャン監督は配偶者のダニエル・オストリングさんと共に登場し、笑顔を見せた。

同作は離島・金門で撮影した作品。金門の日常生活の場面に焦点を当て、台湾と中国の歴史的争いを浮き彫りにしつつ、台湾生まれ、米国育ちで中国での仕事経験を有するチャン監督自身のバックグラウンドを同時に対比させることで、米中台の三地でアイデンティティーと自己の位置付けを探し求める自身の矛盾した感情を表現している。チャン監督は以前受けた中央社のインタビューで、同作を「金門を起点に台湾の物語を語る」作品だと形容し、台湾人の思いを伝えたいと述べていた。

チャン監督は台湾のデザイナー、詹朴さんが手掛けたブランド「APUJAN」のスーツをまとい、レッドカーペットを歩いた。

短編ドキュメンタリー賞には「Island~」を含む5作品がノミネートされ、「ラスト・リペア・ショップ」が受賞した。

(林宏翰/編集:名切千絵)

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