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台湾産オンシジューム、培地付きでの苗の輸出を試験的に実施 欧米での商機拡大狙う

2023/12/11 16:35
台湾産オンシジウム=11日、楊淑閔撮影
台湾産オンシジウム=11日、楊淑閔撮影

(台北中央社)ラン科の花、オンシジュームの輸出拡大を目指す農業部(農業省)農業試験所は、オンシジュームの苗を欧州や米国向けにミズゴケなどの培地が付いた状態で試験的に輸出する。輸出先で引き継いで栽培する方法を採用することで、輸送段階で傷みやすいという課題の克服を図る。開始時期は来年の旧正月(春節、2月10日)明けを予定する。11日までに明らかにした。

培地が付いた状態での米国への輸出は現在でも可能だが、ランを扱う業者によれば、輸送段階などにおいて折れなどの破損が生じやすく、その割合は約5割に上る。破損の割合が1割を超えると商売に影響が及ぶという。

同所花き試験分所の戴廷恩分所長は、長距離輸送で破損が生じる割合が非常に高いため、今年、海外の貿易業者と試験的な輸出について話し合ったと説明。作業の詳細については調整中としたものの、オンシジュームの鉢花の苗を培地が付いた状態で輸出し、輸出先で引き継いで栽培することで、破損がない状態で販売できる商品の割合を高めたい考えを示した。

戴氏はまた、欧州への輸出についても制限はないとした上で、民間業者は試験的な輸出の結果を参考にして輸出拡大を図っていくとした。

(楊淑閔/編集:田中宏樹)

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